今回は、iPhoneのデータを管理するための専用ソフトウェア「EaseUS MobiMover」の紹介とその利用方法を解説します。
iPhoneデータ管理の必要性

まずは、なぜiPhoneのデータを管理する必要があるのかということを解説します。
どんな電子機器も、いつかは必ず壊れるものです。
また、何かの拍子に落として画面が付かなくなってしまったり、ソフトウェアアップデートに失敗してデータが消えてしまうことがあります。
そのため、必ずiPhoneのデータはデータ管理ソフトウェアなどで、パソコンなどにデータをコピーしておく必要があります。
iCloudがあるから十分じゃない?

iCloudを利用しているとすべてのデータが自動的にバックアップされていると考えると思います。
しかし、実際のところiCloudにバックアップされているデータは、iPhoneに保存されているデータのうちごくわずかです。
大容量の有料版iCloudを契約することで、すべてのデータを保存することも可能です。
ただ、2TBプランを契約すると毎月1300円も必要となってしまいます。
バックアップするためだけに、毎月この金額を支払い続けるのはあまりコスパが良いとは言えないでしょう。
Googleフォトで十分?

Googleフォトを利用すると、容量無制限ですべての写真と動画を保存することが可能です。
しかし、これには大きな落とし穴があります。
実は、Googleフォトで自動的にバックアップされている写真や動画は、画質を落として、保存されています。
そのため、スマホから見るとあまり差がないように見えますが、そのデータをパソコンなどから大画面で見ると、かなり画質が悪くなってしまっています。
せっかくの思い出の写真や動画の画質が落ちてしまっているのは、悲しいですよね。
以上の理由で、iPhoneを利用している方は必ずバックアップをなんらかの方法でとることをおすすめしています。
iPhoneデータ管理ソフトは?
それでは、どういったiPhoneデータ管理ソフトを使えばいいのでしょうか?
今回は、その中でも「EaseUS MobiMover」というソフトウェアを紹介します。
このソフトは、WindowsとMac両方に対応してiPhone向けのデータ管理ソフトです。
EaseUS MobiMoverのココがすごい
簡単にデータ管理
WindowsやMacでも、iPhone専用のドライバを入れたりすると、標準機能でもデータの転送などを行う事は可能です。
また、MacであればiTunesを利用することでデータ管理を行うことも可能です。
ただ、どちらの場合も操作方法はちょっと難しいです。
EaseUS MobiMoverは誰でも操作しやすいデザインなどとなっています。
双方向のデータ転送が可能

iPhoneからパソコンへのデータ転送ができるのはもちろんですが、パソコンからiPhoneでデータ転送を行うことも可能です。
さらに、iPhoneとiPhone, iPhoneとiPadなどiOS同士でのデータ転送も可能となっています。
動画ダウンロード機能もあり

iPhoneのデータ管理ソフトなのですが、動画のダウンロード機能も搭載されています。
YouTubeやDailymotion, FC2などの大手の動画サイトから動画をダウンロードすることもできます。
ダウンロードしたデータをパソコンに保存するのはもちろんですが、iPhoneに直接保存することも可能です。
画面ロック解除対応

EaseUS MobiMoverは、iOSの画面ロックや指紋認証・FaceIDのロックを解除する機能もあります。
ただ、強制的にロック解除するとデータがすべてリセットされますので、その点はご注意ください。
EaseUs MobiMoverの使い方
EaseUS MobiMover のダウンロード方法
まずは、以下のページにアクセスしてください。
画面中央部に「Windows向け」・「Mac向け」というボタンがありますので、ご自分が利用しているOSを選択してください。

今回は、Mac版をダウンロードしてみます。
「Mac向け」のボタンの上にマウスカーソルを持って行くと、ふわっと「無料体験」という文字が出てくるので、「無料体験」をクリックしてださい。

そうすると、ダウンロードが始まりますのでダウンロードが完了するまでしばらくお待ちください。

「mobimover_mac_trial.dmg」というファイルがダウンロードフォルダにダウンロードされていますので、ダブルクリックして起動してください。

インストールするためのソフトウェアが起動します。
起動後、左の「EaseUS MobieMover.app」というアイコンを左の「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップしてください。

そうすると、Application一覧に「EaseUS MobiMover」というアイコンが表示されているはずです。

以上で「EaseUS MobiMover」のダウンロード・インストールができました。
初回起動時には、起動を許可するウインドウが表示されますので、「OK」をクリックしてください。

「OK」をクリックした後、自動的に「EaseUS MobiMover」は起動しないので、再度アプリケーション一覧から、起動してください。
そうすると、「EaseUS MobiMover」のウインドウが表示されます。

iPhoneが接続されていないときは、「iデバイスを接続」と表示されます。
Lightningケーブルで、iPhoneとPCを接続してください。
iPhone側で「このコンピュータを信頼しますか?」というダイアログが表示されますので、「信頼」をタップしてください。

パスコードの入力が促されるので、iPhoneに設定しているパスコードを入力してください。

これで、PCからiPhonedのデータにアクセスすることができるようになりました。
すると、先ほどの「EaseUS MobiMover」の画面が以下の画像のように変わります。

次に、ライセンス認証を行いましょう。
EaseUS MobiMoverのウインドウをクリックした状態で、パソコンの左上の「EaseUS MobiMover」をクリックして、「認証」をクリックしてください。

ライセンス認証のためのウインドウが開くので、「購入」やすでにライセンスコードを持っている人はライセンス番号を入力してください。

ライセンス認証が終わったら、今回は、iPhoneからMacにデータを転送してみましょう。

「iOS端末からMacへ」をクリックしてください。
そうすると以下のような画面になります。

右上は、転送するデータの保存先となっています。
画像で示しているフォルダボタンを押すと、データの転送先を変更することが可能です。
今回は、Documentsフォルダに保存したいので、フォルダボタンを押して変更します。

そうすると、フォルダにアクセスするための権限を付与するためのダイアログが表示されますので、「OK」をクリックしてください。

Finderのウインドウが開くので、データを保存したいフォルダを選択してください。
それでは、実際にデータ転送を行いましょう。
「転送」をクリックしてください。

iPhoneでの操作を促されるので、「許可」をクリックしてください。
iPhoneで「このコンピューターを信頼」というダイアログがまた表示されていたなら、「信頼」をタップしてください。

そうすると、以下のようにiCloudをオフにするように促されます。
連絡先とメモを転送するには、iCloudをオフにする必要があります。
今回は、連絡先とメモはデータ転送を行わないので左下のスキップをクリックします。

次にiTunesバックアップにパスワードを設定している人は、パスワードの入力が促されます。
メッセージと音声メールを転送するには、パスワードを入力する必要があります。
メッセージと音声メールは今回はデータ転送を行わないので、左下のスキップをクリックします。

そうすると、データが転送されます。
データが転送されるまでしばらくお待ちください。
iPhoneに保存しているファイルが多いと、かなり時間がかかりますのでしばらくお待ちください。

「転送に成功しました」と表示が出たら、転送が完了です。
「完了」ボタンをクリックしてください。

それでは、Finderで先ほど保存先に設定したフォルダを開いてみましょう。

実際に、データが転送されていることが確認できました。
以上が、EaseUS MobiMoverでiPhoneにデータ転送を行う方法でした。
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